会計士の人はどんな人(人種)が多い?
平成21年度税制改正対応!よりわかりやすいテーマ別収録に!事業承継税制などの最新情報も追加。
実務家が切望する「こんなとき」「あんなとき」のために必要な知識をコンパクトにまとめて解説。
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保守的で閉鎖的な世界に一筋の光
税理士が公認会計士とまったく違うのは、「独立、里が旺盛」な点である。
独立のリスクを避けて、
「このまま大先生の会計事務所勤務でもいいや」
とするタイプも一定数いるが(増加中の女性税理士に多い)、たいていは独立を前提にしている。
けれども、純粋な意味での「独力」開業税理士はさほどに多くなかったりする。
独立をめでたく果たした税理士には、3タイプの人種がいる。
一番の多数派は税務官庁に長年勤めたことで自動的に資格を得た、中高年の税理士たちだ(二十余年の勤務で自動的に税理士になれる、悪名高き天下り制度)。
毎年の税理士登録者のうちの約半分、税理士全体ではより高い率で存在している。
業界内団体でも彼らが幅を利かせている。
次に多いのは二世税理士だ。
二世でも優秀な税理士はたくさんいるが、
「別の仕事でもよかったが、親の事務所を閉めるのは悪い気がして……」
という消極的な理由で道に進んだケースも少なくない。
彼らにはゼロからの顧客開拓の苦労が免除される特典が与えられている。
この層には、大学院で修士号をとって試験の一部免除を受けた場合も多い。
で、残る三番目のボリューム層が独力開業派になるわけである。
こちらは正規の5科目試験突破組がほとんどだ。
税理士の学歴は、有名大卒から高卒までさまざまである。
開業時の年齢も人によって大きく違う。
だが、人間的キャラクターはある傾向内に集中している。
良くいえば
「飼い慣らされた人生を拒む人々」、
悪くいえば
「社会性に劣るため独りになった人々」
が目立つ。
「社会性」の問題は「営業下手」に通じる。
税理士も独立すれば営業マンにならざるをえないのだから、ここで足踏みしてしまうセンセイも多い。
逆にいうと、一般企業の営業職をそれなりにこなせる「社会性」があれば、頭ひとつ抜きん出ることも比較的容易だとは言える。
税理士は典型的な「規則に守られたサムライ資格」でもあるので、保守的な性格が強いのだが、若手のなかには将来の危機感をバネに流れを変えたいとする人間も増えてきてもいる。
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