MBAについて
第1部 基礎編(ビジネスプランを書く前に/ビジネスプランの作成プロセス)/第2部 ビジネスモデル編(ビジネスモデルを構築する/ビジネスモデルの実際―ラクーンの事例)/第3部 実践編(ビジネスプランの構成とチェックポイント―神田神保町・珈琲工房の事例/計画と現実のギャップ―田中酒造の事例)
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時は移れどバブリーな志は手離せない人生の為のブランド学位
試験概要
受験資格
基本的に大学卒業者、職務経験を求めるBSも欧米には多い。
試験日
BSによって異なる。欧米では秋入学が一般的で、それに合わせ選考スケジュールが組まれる。
試験科目
BSによって異なる。一般的に入学までには、大学の成績証明書、TOEFLやGMATのスコア、エッセイ、推薦状、面接などの審査手順あり。
MBAの学位をとる為には
TOEFLは英語を母国語としない人向けの英語力を問う能力テスト。BSによって異なるが、最低でも600〜620点程度が必要と言われる。
GMATはMBAプログラム入学のための続一テスト。数学と「英語における国語」的なパ ートからなる。これもBSによって異なるが、620〜650点程度が必要といわれる。
日本人は数学でいかに点数を稼ぐかがカギとも。
エッセイは志望動機や自己PRなどを記す英作文。合否に大きな影響がある要素のひとつ。選考は総合的に行われる。
TOEFLやGMATのスコアを足切り的に用いるBSもあると言われるが、一方で点数偏向への反省からエッセイ、面接等に一定の重きを置くBSも出てきている。
入学への準備期間はBSごとの難易度、英語力その他本人の素養、現職との関係でどれだけの時間を割けるかなどで大きく左右される。
とはいえ最低でも半年以上は必要。
受からないまま挫折することも珍しくない。
予備校利用は、GMAT、エッセイ対策などではある程度有効か。
書籍での独学でも対応可能。
合格率
BSによって異なる。全体では10〜15%といった学校が多いが、日本からの受験者はBSごとに設定された日本人枠をめぐって互いに争うことになる。
MBAの資格を取得する価値
MBAといえば、泣く子も黙るビジネス界最強の通行手形、というイメージがある。
一頃よりも神通力は失せたが、まだ人気が高い。
まず前提となる基礎知識から。
MBAは「マスター・オブ・ビジネス・アドミニストレーション」の略で、邦訳は「経営(管理)学修士」となる。
つまり「学位」であって、「資格」ではない。海外では通常、大学院から独立したビジネススクール(BS)修了を意味している。
BSは、日本の大学のようなアカデミックな研究教育機関ではなく、企業の管理職や幹部候補生を育てるための専門学校である。
基本的にある程度以上の職務経験者を対象とし、ケース・メソッドと呼ばれる教育法を軸に、徹底的に実践的な「経営(管理)学」を叩きこんでいる。
バブル期には、多くの日本企業が社員をBSの本場アメリカに派遣し、MBAを取得させていた。
しかし不況が長引き、その費用対効果にも疑問が大きいことから、派遣に二の足を踏む企業が増えている。
かわって私費での留学生がじわじわと増加中、というのが現在の概況である。
取得者の側からすると、MBAはビジネスエリートのパスポートとして一応、機能している。
多くは独立開業のためにではなく、企業により高く自分を売るための転職の武器として使っている。
日本の企業転職にも力を発揮することがあるが、メインターゲットはやはり外資系だ。
この学位制度を生んだアメリカのブランド企業への転職に有効なことは間違いない。
ただし、それは「ハイリスク・ハイリターンな人生を選ぶこと」5である。
志望者の目標は、栄枯盛衰が激しい競争のビジネス社会を泳ぎまわり、大きく稼ぎ、勝ち抜けることだ。
特に私費留学者の場合は、「志願すること=これまでの会社を辞めること」になる。
企業派遣の場合は自己啓発的な意味合いが強くなるが、それでも最終的に現職からの転職を視野に入れている人が少なくない。
いずれにしても、人生の転機が前提なのだ。
取得に必要な金銭的負担もパンパなものではない。
学費、生活費、その他さまざまな準備費用などで、2年間の海外留学でトータル1000万円というのが相場である。
取得志望者たちはそれなりの会社でそれなりの給料を貰っていたのだろうから、その保証を投げ打った額まで計算に入れると、MBA取得はまさに博打なのである。
また、人気のある大手コンサル会社や外資系投資銀行などへの就職は、「全米トップ10」といわれるBSを出ておかないと難しい。
実力主義といわれるかの国においても、学歴社会は健在なのである。
「いいBS」に入学するには、当然のごとく厳しい審査と試験を突破せねばならない。
さらに、「いいBS」を出ていようがいまいが、高給転職市場は時の経済情勢に大きく左右される。
取得者数が増えてくれば、企業側の要求水準も高くなっていく。
首尾よく希望の職を得られたとしても、そこで期待されるほどの実績をあげられなければ、MBA取得者だろうが減給され、クビも切られよう。
それが弱肉強食的ビジネスエリート社会の世界の捉なのである。
それでもあえてMBAを目指すかどうかは、本人の人生観次第だろう。
BSの選び方について
BSのランキングは、「U.Sニューズ・アンド・ワールド・レポート」誌や「ビジネス・ウィーク」誌によるものが定評あり。
BSは基本的に経営のゼネラリストを養成することを目標にしているが、それでもそれぞれ分野の得意不得意はある。
また、学資もBSごとにかなり幅がある。私立は高く、公立は安い。
このあたりについては予備校やOBなどの口コミ、さまざまなガイドブックやウェブ上で最新情報を収集されたし。
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