行政書士の収入は?
昭和62年から平成20年までの法令科目の本試験過去問を科目別・体系的に分類し並べ替えて掲載するとともに、過去問学習を効率的にできるよう、それぞれの肢ごとにわかりやすい解説を付した。
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「マジ層」で鼻なか音が食事に退散
「簡単な試験で高収入!」と、資格受験業界では位置づけられている行政書士。
たしかにオイシイ既得権を獲得している一部の年輩書士たちにとってはそうだ。
若くバリバリやっている行政書士たちも、
「実力次第でリッチになれますよ!」と胸を張る。
が、客観的には厳しい世界である。
開業3年目くらいまでは、年商100万円台なんてのもよくある話。
軌道に乗った中堅どころで、年商500〜700万円あたり。
「どんなに繁盛してどんなに働いても、ひとりでは上限1000万円だろう」という声が説得的だ。
それ以上を望むなら、リスク覚悟で従業員を雇い、仕事量をさらに増やしていくしかない。
行政書士の商売は、司法書士のそれよりもさらに「薄利多売」的なものだからだ。
行政書士で年商数千万とか1億とかというケースは、極めて低賃金の従業員をたくさん雇う事務所スタイルをとっている。
こうした「搾取」構造は他の資格でも同様だが、その度合いは多少なりともキッメだ。
開業したはいいが、食えずに再就職といった話もけっこうある。
逆に、サラリーマン時代よりも財布の事情は厳しいが、「後悔はまったくしていない」と言い切る行政書士もたくさんいる。
後者は、金の問題よりも生き方の問題を言っているのだろう。
資格のあるなしにかかわらず、独力で商売を始めるというのはそういうことなのである。
この資格が就・転職の武器になるとは考えにくい。
独立する気がないのなら、取得する意味はほとんどない。
同業者の仲間作りも大切
行政書士の試験勉強は実務に役立たない。
なので、資格取得後は先輩事務所で修業をしたいところだが、就職口がなかなか見つからない。
人を雇える事務所の絶対数が少ないからだ。
結局、実務経験ゼロのまま開業する場合も多く、実務は手探りで覚えていくしかない。
その際に、いろいろ教えてもらえる同業者がいると助かる。
交流会などでネットワークを作るべし。
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