作業療法士(OT)の資格と仕事内容
理学療法士・作業療法士国家試験問題
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取得者の明確なプロ意識が求められている。
女性人気のリハビリ資格
試験概要
受験資格
国が指定した養成学校で3年以上、必要な知識技能を修得した者など
試験日
3月上旬
試験科目
解剖学、生理学などの一般問題と、運動学、作業療法などの実地問題
合格率
90%台
作業療法士(OT)の資格試験の難易度は?
国試の難易度や養成校の授業カリキュラム、学費はPTとほぼ同じ。そちらを姦州のこと。
養成校の数はPTよりもやや少ない。両資格の養成過程を併設している学校が多いが、PTのみの学校はあっても逆はない。
どちらも1964年の「理学療法士および作業療法士に関する法律」施行からスタートしたが、医療業界での需要の伸びが遣ったからだろう。
資格取得者数も2〜3割少ない。
養成学校の入試は、PTが物理や数学などの理系科目を重視しているのに対し、OTは「いちおう理系科目もある」程度が一般的だ。
また、いわゆる入試偏差値も一段下。「入りやすいから、OTにした」というケースが多い。
そんな動機だと、入学してから大変なのだが。
作業療法士(OT)の仕事
英語では「オキュペイショナル・セラピスト」、通称「OT」。
理学療法士(PT)の「フィジカル=物理的な、身体的な」
と比べて、「オキュペイショナル=作業の、職業の」のほうは意味がわかりづらい。
この「わかりづらさ」は作業療法士(OT)という職業のネックであり、可能性でもある。
リハビリ資格の代表である両資格を比較しながら、説明を進めよう。
理学療法士(PT)の医療目的は、「身障者の基本的な動作能力を回復させること」である。
対して、作業療法士(OT)のそれは、「身障者と精神障害者の応用動作能力と社会的適応能力を回復させること」とされている。
その方法としてPTは運動療法や物理療法を、作業療法士(OT)は創作的活動やリクリエーションや生活活動などを用いている。
作業療法士(OT)の仕事のほうがイメージしにくいのだが、「創作活動やリクリエーション」でよく用いられるのは、手芸や工作、絵画や音楽、将棋やゲートボールなどで、「生活活動」は食事や着替えや排泄や入浴といった日常動作のことである。
そうしたもろもろの方法でリハビリを指導、援助するのだ。
つまり作業療法士(OT)の役割は、理学療法士(PT)のリハビリでひとまず身体が動くようになった患者に、次の段階の「社会復帰するための訓練」をさせることだと言えよう。
もしくは、もとから物理的な基本動作に障害はないが、精神面や社会性において壁のある患者を担当する、リハビリの専門家とも規定できよう。
だが、ここで注釈がつく。
上の説明は理想であって、現実は違う場合も多いことである。
実際にそうした本来の専門域で活躍している作業療法士(OT)も多いのだが、そこまでの専門性を要求されず、自分の仕事の意義を見失っている作業療法士(OT)も少なくないのだ。
特に総合病院のリハビリ科などでは、単なるPTの補助役に甘んじている作業療法士(OT)が目立つ。
あるいは理学療法士(PT)と同じような運動療法ばかりやっている作業療法士(OT)がけっこういる。
作業療法士(OT)にしかできないことを掘り起こそう
理学療法士(PT)の仕事を理解する医師が少ない。
より専門性が「わかりづらい」OTでは、この問題がさらに大きくなってしまう。
総指揮官である医師の理解が低いと、どうしても「わかりやすい」理学療法士(PT)優先のリハビリ体制になる。
作業療法士(OT)はそのオマケ的な扱いをされがちなのである。
また、「理学療法士(PT)は成果がわりとはっきり現れる医療」なので、第三者でもその必要性を見出しやすいのだが、作業療法士(OT)の仕事の成果はなかなか現れない。
やっていることも素人目には単なるお遊びのように映るから、専門性をアピールしにくいのである。
作業療法士(OT)がリハビリ部門のリーダーとして働ける職場は精神科だ。
「身体は動くが思うようには動かせない」患者に対しては、応用篇のリハビリが有効だからである。
日本の作業療法は精神治療療法として始まったという経緯も、精神科OTの立場を有利にさせている。
老人福祉領域でも期待は集まっている。
治癒は難しいが、生活に刺激を与えて現状維持を目指したい痴呆症などに、作業療法は使えるからだ。
一般病院ではやりたいことができないからと、福祉施設の立ち上げからかかわるOTも多い。
医療系の中では、もっとも福祉色が強い資格でもある。
上記以外の身障者に対しでも、有効な作業療法はいろいろある。
独自の療法を生み出す余地も残っているから、開拓精神旺盛なタイプには面白い資格だろう。
ただし、やりたいことをやりたいように実践するには、専門バカでは適用しない。
経常コスト意識も含めた現実的な提案姿勢が不可欠だ。
一般病院では特にそうだということを、志望者は心得ておいたほうがいい。
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