産業カウンセラーの資格と仕事内容
試験概要
受験資格
この資格には初級、中級、上級の3段階がある。
その入り口となる初級受験資格は、大学で心理学を専攻した者、4年以上の実務経験者、境界指定の養成講座(7ヶ月)の修了者
試験日
1次 → 11月
2次 → 12月
試験科目
1次 → 筆記、小論文
2次 → 面接
試験傾向
専門知識と専門家としての素質を試すもの
合格率
60%台
産業カウンセラーの資格試験の難易度は?
協会指定の養成講座受講者は、その復習をし、小論文対策を立てれば十分に対応可能。
産業カウンセラーのほとんどは初級取得者。中級や上級は産業カウンセリング界内でのバクづけや、指導者向けのものなので、考えなくてよい。
産業カウンセラーの仕事
こころの専門家である「カウンセラー」の頭に、やや不似合いな「産業」の二文字。臨床心理士の次に知られている心理学系資格だが、こちらもまた……。
産業カウンセラーが取り組む相手は、働く人々に生じた職場生活のさまざまな悩みである。
これについて心理学的な手法によって相談を行い、解決へ向けた援助を行なっていく。
従業員の精神的な安定は、会社側も望むものである。
大企業の一部には、従業員向けの健康管理室やカウンセリングルームが設けられている。
本来、産業カウンセラーの職場として期待されるのはそうした場所だといえる。
だが、この資格の志望者はシビアに検討してほしい。
たとえば、東証一部上場といった大企業の中でも、産業カウンセラーをわざわざ雇うほど従業員のメンタルヘルスに注視しているところは少ない。
現実的には産業社会における産業カウンセラーの働き口はほとんどない。
従業員のメンタルヘルスの重要性を認識し、社外に相談室を設けたり、契約制でカウンセラーを外注する企業も増えてはきている。
ここにも若干だが、産業カウンセラーの雇用が生まれはじめてはいる。
あるいは、採用試験や社員教育プログラムを作る際に、この資格取得者をコンサルタントとして使う場合もある。
それでもやはり、この資格のみで「食えている」のは例外的存在なのだ。
職域が近く、「想像以上に食うのが大変な」臨床心理士と比較してみても、産業カウンセラーの状況はより厳しい。
あちらが大学院で心理学を学んでなければ受験資格が与えられないのに対し、こちらは非常に広い門戸を開いている。
おかげでさまざまな人生経験の持ち主たちがこの資格を取得している。
ただ純粋に心理学を学んできましたという臨床心理士よりも、ナマの人間社会の表も裏をも身をもって学んできたぞという産業カウンセラーのほうが、こころの相談者には向いているとも言えるのだが。
産業カウンセラーの人種
受験者の7、8割は協会の養成講座経由で受験している。
会社に入ってから必要性を感じて取る人が多いため、平均年齢層はかなり高めだ。
人間修業の場、異業種交流の場としての意味もある。
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