鍼灸師の収入は?
第1章 鍼灸医学の創造的再構築(東洋医学原論の構築に向けて/東洋医学の起源と特徴 ほか)/第2章 現代の鍼灸医療(伝統的鍼灸医学における診察法の実際/わが国における鍼灸治療の実際)/第3章 気の医学―気・経絡(鍼灸医学の立場から/気診の立場から ほか)/第4章 新しい鍼灸診療(Bi‐Digital O‐Ring Test(BDORT)による診療システム/鍼灸気診による診療システム ほか)
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勤務鍼灸師たちの収入は、治療院の場合だと月収18万あたりからが多い。
昇給速度はゆっくりペースだ。
病院の場合は、これよりも1割ほどペイがいい。
どちらの場合も修業時代と位置づけ、いずれは独立を考えている鍼灸師が大半である。
開業すれば収入もピンキリだが、目安として1日平均5人の患者が来るようになれば一人前だと言われている。
1人あたり4〜5000円の施術代×5人×25日開業で、月に50〜60万円の売上げになる。
そこから家賃などの諸経費が引かれて、実収入となる。
日に5人ならどうとでもなりそうに思えるが、現実的には生易しくなく、10人以上の患者をコンスタントに集めている鍼灸院はかなり成功している部類である。
その最大の原因は、医療保険が事実上使えないこと。
慢性神経痛やリウマチなど特定の病名を医師から診断された場合は、医師の同意書を手に入れた上で鍼灸師の保険通用施術を受けることができるが、そんな面倒な(医師の機嫌を損ねそうな)手間をかける患者は少ない。
金儲けを第一日的とした資格取得はあまり意味がないだろう。
それよりもこの仕事の難しさと奥の深さに魅力を感じ、独力で
「我が鍼灸道を極めていきたい」
という人間にこそ、お勧めできる資格である。
将来性はあるのか?
鍼灸師のこれからについては、考えられるポイントがいくつかある。
ひとつは高齢化社会ということ。
もともと鍼灸院の患者には老人が多いので、この点では追い風である。
しかし、それとは逆の過当競争という向い風も。
鍼灸師の職業寿命は長く、かつ、新人鍼灸師がどんどん生まれているため、地域によってはすでに人材過剰になってしまっている。
大都市圏よりも地方のほうが成功しやすいと言われているが、開業する場合は、そのエリアにどれほどの鍼灸院があるかの調査が必要だ。
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