看護師の資格と仕事内容
過去問の中でも特に頻出範囲の問題を厳選し、表やイラストを豊富に掲載することで理解を助け、またオリジナルの予想問題を付け加えることで、国家試験の勉強が一通り万遍なく完成できるようになっています。
巻末には最新国試問題と解説を掲載しています。
一生食える「手に職」仕事。
男性にも都合がいい医療資格。
試験概要
受験資格
国が指定した学校で、3年以上必要な学科を修業した者など。
試験日
2月下旬
試験科目
解剖生理学、生化学など15科目
試験期間
広範囲詰め込み暗記型
合格率
90%
看護師の資格試験の難易度は?
が示すとおり、試験そのものは普通にやればまず落ちることはない。むしろ脱落者が多いのは、看護字校2、3年次の病院実習だという。
睡眠時間2、3時間も当たり前、というこの時期のツラさは、多くの看護師が懐かしさとともに振り返るところ。
看護師の仕事
「看護師」については知られたところだ。あらためて詳述するまでもないかもしれない。
その男性版はどうなのか。
実体がほとんど知られていないようなので、その点に絞って「看護師」資格を概説しよう。
ちょっと古い統計なのだが、98年時点で正看護師総数に占める男性の割合は3%ほどだ。
たったそれだけかという気もするが、母数が大きいので約18000人おり、けっしてマイナーとはいえない規模である。
また、その数は増加傾向にある。一生食いっぱぐれない資格を持ち、さらにやりがいのある職業を求めて、という男たちがこの資格に注目しはじめているのだ。
女性の場合は看護師になることを高校までに決意した人が多い。対して、男性看護師には「回り道組」が目立っている。
サラリーマン生活があわなかったひと、医師を目指したが挫折したひと、自分の入院体験からこの仕事に目覚めたひとなど、その具体的な動機づけは多様だ。
本人たち臼く、
「ユニークな変わり者だらけの世界」だそうだ。
資格の上では同じでも、男性と女性とでは働く職場に大きな違いがある。
女性看護師は一般病棟や外来など中心だが、男性看護師の最大の活躍場は精神科だ。
これはもともと無資格で精神科での介護にあたっていた男たち=看護人、という存在の名残りであろう。
だが、最近は少しずつ精神科以外からの求人も増えてきており、総合病院のICUや手術室など、緊急性の高い現場で働くことも少なくない。
看護職には体力仕事も多いため、男のほうが向いている場合がたしかにあるのだ。
まだまだ職域に開拓の余地があるので、知られざる穴場資格だとも言えるのである。
就職環境のよくない福祉系の介護資格を考えている読者は、看護師も候補に入れてみることを提案したい。
気力と体力を要する点では男女平等
ただし、安易にできる仕事ではないことは承知しておこう。
たとえばバブルの頃、「看護師」は3K職の代表とされていた。
キタナイ、キケンの面は慣れと注意次第であろうが、キツイ仕事であることだけは甘く見てはいけない。
現役の看護師たちが一様に不満を言う勤務体制の過酷さ、夜勤の多さや緊張度の高い仕事内容は、マスコミでも指摘される通りである。
待遇面は、安定的だが安泰とまではいかない。
勤務先の病院によって差はあるが、一般的には最初にグンと伸びて、そのあとの昇給が少ない。
若いうちは一般企業勤めの同級生よりリッチになれたとしても、中年以降は抜かれてしまうと思ってほしい。
また、看護師の身分はあくまで医者のアシスタント。
「もっと患者のケアをしたいのにできない」というジレンマもよく聞く。
「看護の独自性」「開かれた看護」などの言葉を単なるお題目にしないためにも、最近盛んになってきた地域の訪問看護の動きなどは注目に値する。
自らの積極的な職域開拓の姿勢も大事だろう。
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