建築士の資格と仕事内容
試験概要
受験資格
1級 → 大学の建築・土木課程を卒業し実務経験が2年以上ある者、2線建築士の資格取韓後に実務経験が4年以上ある者など。
2級 → 大学または高専の建築学科を卒業した音、実務経験が7年以上ある者など。
試験日
1級 → 学科は7月下旬、設計製図は10月上旬
2級 → 学科は7月上旬、設計製図は9月下旬
試験科目(1級、2級とも)
学科 → 建築計画、建築法親、建築構造、建築施工
設計製図 → 設計課題についての設計製図
試験傾向
広範囲、バランス重視、数回は実践型
合格率
1級16〜7%前後
2級23〜25%前後
建築士の資格試験の難易度は?
建築士は実態以上に世間イメーシかいい資格。
高度な専門性があることは間違いないが、予備校に通うなど一定の勉強時間をかければ、2級まではさほどの労なく受かる可能性は高い。
逆に高度な実務能力を持っていても、仕事が忙しくて準備ができず、何年も続けて落ちるひともいる。
単に資格を取得するだけなら、有力な資格予備校を上手に利用すべしという声が多い。
過去問題のストックなどで試験に関する情報量が圧倒的に違う。
1級は2級と比較してかなり難易度が上かる。
2級取得後、5〜6回受験してやっと取得というケースも珍しくない。
しかもずっと10%以上だった合格率が、ここ数年6〜7%にまで落ち、難化している。
建築士の仕事内容
建築士は超有名資格である。マスコミによく登場する「建築家」もいる。
しかし、「建築士」=「建築家」=「おしゃれなアーティスト」、
あるいは「技術系エリート」というイメージがあるとすれば、それはあまりに一面的な見方だ。
どういう意味か? まずおさえておく必要があるのが、建築士資格はその取得者数からして「超マンモス資格」であるということ。
1級、2級、木造に分かれるうち、1級建築士だけで30万人、全体では100万人近くが登録している。
これは建設業という戦後日本を支えた巨大な産業ピラミッドの至るところに、資格所有者が分布していることを意味する。
すなわち建築士とは、ホワイトカラーからガテン系まで、世界的建築家、大企業サラリーマンから中小企業の現場職人まで、東大大学院卒から高卒までが、それぞれ仕事上の自然な流れで取得している資格なのだ。
そんなわけで、この資格は建築業界内で「普通免許」と言われているのだが、「足の裏の米粒資格」ともされている。
取らないとなんとなく気持ちが悪い(肩身が狭く、実際に仕事の範囲が狭まることもある)が、取ったからといって食えるわけでもないという笑い話だ。
だが、今はこの話も笑える状況にない。
バブル崩壊後の建設業界の不況ぶりは深刻だ。
資格云々の前に、仕事の土台自体がガタガタなのである。
これから資格取得を目指すのであれば、その点をしっかり考えておく必要があるだろう。
各分野にはそれぞれのプロがいる(ことになっている)
さて、一般に建築士の任務は、ひとつの建物を建てる過程での「設計」と「監理」にあるとされている。
「設計」は文字通り図面を含む設計図書をつくる作業だが、建物の安全性と快適性を確保するためには、材料、構造、工法、関連法規などを熟知している必要がある。
また、一口に設計といっても、「建築家」イメージに近い意匠設計の他、建物の強度を計算する設備設計、電気、水道、空調などを扱う設備設計などの分野もあり、
たいていの場合はそれぞれの専門家が分業して仕事にあたることになる。
また積算に特化した業務を行なっている建築士もいる。
「監理」とは、実際に建物を造るプロセス=「施工」が、「設計」通りになされているか(手抜き工事やコストの低い材料が使われていないか)のチェック作業を指す。
日本では設計と施工を同一業者が一括して請け負う形態が多く、「監理」システムが十分に働きにくい。
同じ理由で、設計に対する報酬が施工を含めたトータルなフィーの中に埋もれてしまい、設計がプロの仕事として認知されにくいという不満の声が多いこともつけ加えておく。
1級建築士まで目指すべきか?
1級と2級を比較した場合、1級のほうが格段に取得難易度は高く、社会的な通りもいい。
設計責務所や建設会社などでは、営業的な意味からも社員に1級取得を奨励している。
ただ、法的には、建物の面積や高さなどに制限なく設計・監理ができる1級に対し、2級はそれに制限がつくだけ。
それぞれの守備範囲で仕事をするなら、1級にこだわる必要を感じていない2級建築士も多い。
建築士としての実力も1級>2級とは限らない。
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