建築士の人はどんな人(人種)多い?
本書は、「なるなるタウン」に住んでいる仲良し三人組が、さまざまな仕事に触れながら、その仕事はどんなものなのか、その仕事につくためにはどうしたらいいのか、その答えを発見していきます。
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建築士の生息場所は実に幅広い。
メジャーな勤め先としては、大手から個人までの設計事務所、大手ゼネコンから町の工務店までの建設会社、ハウスメーカーなどがあげられる。
設計事務所ではデスクワーク的な「設計」仕事が中心になるが、建設会社では現場監督的な仕事をしている場合も少なくない。
大手ビル会社や大手不動産会社、ディベロッパーなども内部に建築士を抱えている場合が多いが、総数はさほどでもない。
むしろ無視できないのは、建設設備系の技術者や建設資材メーカーなど、関連業界内での活躍ぶりだ。
内装材、家具、サッシ、エレベーター、便器……と、ひとつの建物ができるまでには実にさまざまなモノが必要になるが、そのそれぞれに建築士が関わっている。
また、建築物の発注元である施主の側に建築士がいる場合もある。
わかりやすいのは、公共事業の施主である官公庁や地方自治体の担当者などだ。
資格取得までのルートごとに建築士を分類すると、最もメジャーなのは大学の建築・土木関連学科や各種学校の卒業者たち。
ただ、畑違いの職場から建築士になった人も少なくない。
学歴がバラバラなのも前記した通り。
独立開業するのであれば、やはり設計事務所なり建設会社なりで仕事を覚え、人脈を作ってからというステップが必要になる。
ただし、独立後の厳しさは覚悟しなければならない。
よほどのコネでもなければ、当面は図面起こしなどの下請け仕事で食いつなぎ、その中で地道に信用を築いていく努力が求められる。
結局はもともと所属していた会社の外注先として酷使されているだけ、という話も珍しくはなく、最近は廃業者も相次いでいる。
独立した場合、請け負える建物はどうしても個人の住宅レベルとなる。
大きな会社内で大プロジェクトの中の一部の仕事をこなしていくことと、どちらにやりがいを感じるか。
その判断は建築士それぞれだろう。
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