インテリアコーディネーターの資格と仕事内容
過去5年間の一次試験問題、解答、解説集を編集した。
本書は、将来、インテリアコーディネーター資格を取得せんとしている初学者を対象に、単に解説だけでなく問題解説を通しての学習に力点をおいている。
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女性に人気だが、職業にするには心もとないオシャレ資格
試験概要
受験資格
特になし
試験日
1次 → 10月上旬 → 中旬
2次 → 12月 → 上旬
試験科目
1次 → インテリア商品と販売、インテリア計画と技術
2次 → 論文、プレゼンテーション
試験傾向
総合的、基礎知識確認型
合格率(1次、2次共通したもの)
15〜18%前後
インテリアコーディネーターの資格試験の難易度は?
働きながら半年から1年弱の独学で合格するのが標準。実務経験ゼロならば予備校の利用もムダではないかも。
一次に合格、二次に不合格の場合、次年度以降3年間は一次が免除される。
従来年齢や学歴による受験資格制限があったが、2003年度から撤廃。
これにともないインテリア関連の専門学校等の学生が、大量に受験すると予想される。
合格者数やA昼準は変動するだろう。
資格の有効期限は5年間。
継続する場合には所定の研修の受講が必要。
インテリアコーディネーターの仕事
ハコモノとしての建築物の内部を、より快適な居住環境にするインテリア。
インテリアコーディネーターは、その設置計画を消費者に代わって立て、商品を選択していく専門家である。
おしゃれな職業イメージもあってか、女性を中心にじわじわと人気上昇中の資格である(最近では合格者の8割が女性)。
問題は、そうした「プロ」の需要、職業として成立しているかという点だ。
そもそもこの産業自体、豊かな社会にしか成り立たない。
日本の消費者の多くに、「専門家にお金を払ってまでインテリアにこだわる意識」が育っているとはいえない。コーディネーターの職業的地位もまだまだの段階だ。
建築業界内でのコーディネート業のポジションも微妙だ。
たとえば新築で住宅を建てる場合、インテリア部分も含めた内装業務は、住宅メーカーや施工店が一括料金で請け負う形になっている。
外部の独立したコーディネーターが関わる場合は、どうしても「下請け」的な地位に甘んじざるをえない。
そんなわけでこの資格の正味の力は、建築・インテリア業界人の名詞を飾る営業ツールどまりといったところが実情だ。
住宅販売会社やインテリア会社の営業担当者向け資格なのである。
ライセンスとして使いたいのなら、2級建築士あたりとあわせ持っていて、はじめて価値が出てくる資格だと認識すべきだろう。
センス以上のバイタリティを身につけたい
有資格者の大多数は、住宅メーカーや資材を含めた建設関連会社、設計事務所、住宅設備関連(照明、キッチン、トイレなど)のメーカー、ショールームなどを職場にしている。
ようするにサラリーマンやOLとして働いているわけだ。
独立を考える場合も、こうした会社に就職して、仕事を覚え、さまざまな人脈を作ることからスタートすべきだ。
入社後、希望する職種に就ける保証がないことは、会社に入るのだから当然だが。
ちなみに、いわゆる「リフォーム」が市場として期待され、その流れでコーディネーターに注目が集まっているという説も、間違いではないがアテにはならない。
ビジネスモデルとして成立しているわけではないので、チャンスは増えるだろうが、
この資格が武器になるほど甘くはない。
いずれにせよコーディネーターとして頭ひとつ抜けるには、インテリアに関するセンスはもちろんのこと、交渉力や粘り強さといったバイタリティが不可欠だ。
建築業界人たちからコーディネーターに向けられる批判として、この点の欠如が最も強調されている。
独立開業コーディネーターの収入面について。
年商ベースで500万円に届けばかなりの成功者の部類。
主婦の副業として年商400万円、実収2〜300万円なら悪くないという考え方もできるが、その程度の稼ぎを実現しているコーディネーターも少数派である。
一生食べていく職業にするには、まだまだ遠いところにあるというべきだろう。
インテリアプランナーについて
類似した名称の資格にインテリアプランナー(民間資格)がある。
インテリアコーディネーターがどちらかというとインテリア商品寄りの資格であるのに対し、こちらはインテリアの視点から建築物の企画、設計、施工などに携わる建築物寄りの資格。男性の取得者が多い。
資格に関する世間の知名度はコーディネーターの方が上だが、難易度はプランナーが上。
それぞれ職域に棲み分けがあり、仕事の幅を広げるためにプランナー資格を目指すコーディネーターもいる。
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