「メタ認知」をビジネスに活用する方法論を学べ
メタ認知を身につけることが「ビジネス心理戦」に強い、すぐれたビジネス思考力にそのまま結びつくことはおわかりいただけたと思います。
ここで、ロヨラ大学のユージン・ゼックミスタ教授とジェイムス・ジョンソン教授が紹介している興味深い思考の方法論にも触れておきましょう。
クリティカル・シンキングと呼ばれるそれは、自らの知識をもとにただ漫然と推論を行うのではなく、システマチックに問題解決の方法を導き出すための方法論です。
その大きな柱は、
- (1)問題に対して注意深く観察しながらじっくり考える態度
- (2)論理的な探求法や推論に関する知識
- (3)これらを適用する技術
の三つです。
なかでも最も重要とされるのは(1)の態度です。
このことは、心がけを変えれば、「ビジネス心理戦」に強くなり、「ビジネス思考力」にすぐれた人に変身できる可能性がどんな人にもあることを示唆しています。
むろん、(2)の方法論に関する知識や(3)の適用技術も、メタ認知を身につけるためには重要なファクターです。
受験勉強を例に考えても、参考書や問題集の問題一つひとつに、いろいろな場合を想定してじっくりと慎重に取り組む態度(1)は必要ですが、それでは時間が足りなくなってしまいます。
そのため、志望校の過去の問題を分析して対策を立てる工夫(2)をしたほうが、不要なところを飛ばし、必要なところの重点的学習ができるので、よい結果に結びつくことが往々にしてあります。
同じ努力をするにしても、方向性によって得られる結果も変わってくるわけです。
その意味で、思考力に磨きをかけるには多くの勉強法を知識として知る必要があります。
そして、数多くのパターンのなかから推論を用いて最も効果の高い方法を選ぶ力を高めていけば、目の前に山積した問題やトラブルの解決は容易になるでしょう。
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