ビジネスマンのための資格取得必勝テクニック三原則
資格を取得したいという方のために、私が提唱する必勝法を三つ、ご紹介しましょう。
その第一は、過去問入手です。
大学入試などを含め受験全般にいえることですが、過去問は勉強の方向性を見極めるうえで最大の武器になります。
常識的には、一度出た問題が再び出ることはないと思いたくなるところですが、実際に過去問をチェックすればわかるように、試験問題には意外なほどある一定の傾向があるものです。
自動車免許の取得試験を思い起こしてください。
分厚い法令集を読んで勉強するより、対策用の問題集を一冊解くほうがはるかに理解が進むし、合格に役立ったはずです。
資格によって難度は異なるものの、基本原則は同じです。
過去問を何年分も解いてその解答を覚えるだけで合格レベルに達するなどということは、資格試験では珍しくないのです。
これは資格試験というものの性質と深く関係しています。
そもそも資格試験は、その資格を与えるにふさわしい知識や技能を有しているかどうかを問うものであって、奇抜な能力や独創性などは必要ありません。
たとえば、司法試験を突破した裁判官が突飛な判決を出したとしたら、社会にとっては迷惑なだけです。
それは裏を返せば、資格取得の必勝法は、どのような知識、技能が要求されているかを理解することにあるといえます。
身につけるべき知識や能力を象徴している過去問を見るのが一番の早道というのは、号っいうわけです。
なお過去問は、これから受けようとする資格が自分に合ったものか、なおかつ合格の可能性があるかを判断する基準ともなります。
過去問にチャレンジしてみたらそこそこ解けた、解答集や解説書がそこそこ理解できる、という場合は、それは自分にとって挑戦するに値する資格である可能性があるといえます。
資格取得の第二の必勝法は、優秀な先達探しです。
とくに短期間で試験を突破した要領のいい先輩を見つけてアドバイスを請うことは、成功への近道となります。
自分はそのような優秀な人の真似はできないのでアドバイスなど役に立たない、と考える人もいるかもしれません。
しかし、それは明らかに誤りです。
短期間に合格した人というのはまちがいなくその資格試験のコツをつかんでいる人です。
合格のために何が必要で、何が無駄かをよくわかっているはずなので、そのノウハウを利用しない手はありません。
短期合格者ではなくとも、成功者からあれこれと話を聞くことで、どの解説書や問題集がわかりやすく実用的なのか、どの予備校がいいのか、何が必要で何が無駄かなどのノウハウはつかむことができます。
あるいは、その人が資格を取得してから数年経っていれば、その資格が本当に役立つものなのかといった話も聞くことができるかもしれません。
「友人が合格したから自分もその資格を」などという考えは主体性がないと思われがちです。
しかし現実にはそのような人は合格に近いポジションにいるわけで、その資格が将来を保証してくれたり、ビジネスの幅を広げるものならば、絶好のチャンスと考えるべきです。
しかしながら、こうして先達から引き出したノウハウも、すべてを癖呑みにしてそのまま使うのはやはり危険です。
あくまで、自分に合ったテクニックを取捨選択すべきでしょう。
根掘り葉掘りいろいろなことを聞き出し、それを自分のなかで整理したうえで活用することです。
なかには、どうしても合格者の知り合いを見つけるのが困難という人もいるでしょうが、対策塾や予備校を利用したり、合格体験記のようなものに目を通す方法もあります。
ただし、対策塾の講師は本音を隠すこともあるし、合格体験記は編集段階でかなり修正されるのが常です。
その場合の情報は、直接情報よりもかなり質が落ちることは知っておく必要があるでしょう。
第三の必勝法は、参考書選びです。
先達のアドバイスにしたがっておすすめの参考書や問題集、解説書を見つけることも大事ですが、勉強の効率はやはり相性に大きく左右されます。
推薦された本に不満があるときは、すぐに自分に合った参考書に替えましょう。
そのときのコツは、自分で読んで理解できるものを探して選ぶことです。
予備校や対策塾に頼る場合は別にして、わからないことを聞ける相手がいないのがこの種の勉強の宿命です。
理解できないことは記憶にも竣らないわけですから、読んでわかる参考書の選択は、資格取得の生命線となります。
参考書選びのふたつめのコツは、過去問勉強法に対応できるかどうかのチェックです。
必要な知識や技能を象徴する過去問と対比してみて、もしも出題範囲を網羅していなかったリ、その逆に広くカバーしすぎている、自分がわからない部分の解説がないといったものは、実際に勉強を行うときに不都合を感じるでしょう。
三つめは、その世界で定評のある参考書か否かです。
高い合格実績を誇る予備校や対策塾の人気講師が書いたものは、概して評判が高いといえます。
そのような人たちの場合、本を出すことは宣伝的な意味もあるので、すべてのノウハウを開示していない場合もなきにしもあらずです。
それでも、人気があるだけに教え方もわかりやすいことが多いのです。
参考書を選ぶ能力に自信がないときには、ベストセラーを選ぶのは確実で無難な方法なのです。
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