もっと言いたいことが言えるようになるプレゼン上達トレーニング
ニ一世紀型「できるビジネスマン」の理想モデルの姿を示し、そこに近づくためのトレーニング法をこれまでは総論的に紹介してきました。
これらのノウハウを効果的に生かすには、そこからさらに一歩進めて、今後何をどのように勉強していくべきかをより明確にイメージする必要があります。
ここから先は、ビジネスマンとして成功するために不可欠である具体的な能力、さらには大人の勉強を進めるためのより実域的なテクニックなども含め、いわば各論的な部分に触れていくことにしましょう。
せっかく身につけた推論能力や問題解決能力も、それを表現することで相手に伝えなければ意味をもちません。
ビジネスの現場ではなおさらのことです。
そこでここでは、プレゼンテーション能力に磨きをかける方法について解説することにしましょう。
プレゼンテーションひとつとっても、人それぞれに上手下手はあります。
この種の能力は、これまで受けてきた教育や、読書量、あるいは生まれつきの才能に規定されるものと信じて疑わない人も少なくありません。
しかしながら、上司やまわりに「仕事ができる」と思わせる程度の表現力を身につけるのは、実際にはそう難しいことではありません。
ポイントをつかみ、テクニックに磨きをかけるべく努力する価値は十分にあるのです。
プレゼンテーションがうまくなる手っ取り早い方法は、型にはまった流れの練習を繰り返すことです。
一見するとつまらないもののように思えますが、これ以外の方法でテクニックに磨きをかけるのは難しいように思います。
ここでいう型とは、
- (1)最初に問題提起をするか、ないしは結論を述べる。
- (2)次に背景情報、解説を行う。
- (3)最後に結論を述べる。
という流れです。
練習そのものは意外に簡単なものですから、ちょっと意識するだけでまわりの人への説得力ははるかに増します。
しかし、このテクニックに磨きをかけるべくトレーニングに励んでいる人は、不思議と少ないように思います。
この基本を押さえたうえでさらに次の二点に注意してトレーニングすれば、あなたのプレゼンテーションは格段に進歩するはずです。
伝えたいポイントを意識する
たとえば紙に書いた文章なら、相手は「わからなければ読み返す」ということもできます。
しかし口頭発表を聞くシチュエーションが基本となるプレゼンテーションでは、そうもいきません。
したがって、最も強調したい結論部分を早めにはっきりと伝えて、話のポイントをあらかじめつかませるやり方が効果的です。
そうすることで、その後の背景説明なども、聞く側にとっては頭に入りやすくなるわけです。
時間を決めて練習する
話が冗長にならないように心がけてトレーニングしましょう。
長い文章を書くのはおっくうだが、話し出したら止まらないというタイプの人は、世の中に意外に多いようです。
本人は気持ちよく話しているのでしょうが、これでは聞かされる側はたまったものではありません。
日常会話ならまだしも、そもそもプレゼンテーションでは原則的に発表時間を指定されていますから、簡潔に話す能力が問われるのです。
学会発表などでも、与えられた時間どおりに話すことは場数をこなした研究者にとっても本当にやっかいなものです。
いざというときとまどわないためにも、五分なら五分、三分なら三分とあらかじめ時間を決めて、時間内に要点が伝わるように話すトレーニングを日常的に行うことが必要です。-----
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