予定変更に柔軟対応できるスケジュールの立て方
スケジュール管理についても触れておきましょう。
これは余暇を使った勉強に限らず、毎日の仕事の効率を高めるためにも応用できるテク二ックです。
何か事を行うとき、思うように進まずに途中で嫌気がさすことはよくあります。
仕事ならともかく、大人の勉強のように自主的に行うものの場合、最後は目標そのものを放棄して終わりという結果になりかねません。
そこで、資格試験に限らず、達成目標と期限はあらかじめ決めておくことが、効率よく事を進めるひとつのコツです。
そうはいっても、半年後という長いスパンでスケジュールや達成目標を決めても、あまり意味がありません。
途中で予定が狂うことのほうが当たり前だからです。
最終的な目標は別に設けることとして、日々の勉強スケジュールや達成目標は短いスパンで考えましょう。
ただ、毎日毎日という形でスケジュールを立てるのでは、仕事や遊びの誘いなど、さまざまなアクシデントが生じるたびに狂ってばかりになることでしょう。
そこで私の考えでは、ビジネスマンの「大人の勉強」のスケジュールは、一週間単位で考えるのがベストだと感じています。
いくら仕事が忙しい身でも、一週間先の予定ならだれでも把握できるからです。
そのなかで勉強に使える時間を割り出し、そこから逆算して「この本を何ページ読もう」「これとこれについて勉強しよう」といった具合に目標を定めていけばいいわけです。
一週間単位の計画を推すもうひとつの理由は、たとえ途中で予定が狂ったとしても、この程度の期間で行う勉強量なら、その週のスケジュールを調整することで柔軟に対応できることです。
たとえ翌週に持ち越しになったとしても、仕切り直すつもりで次週の予定に組み込めばいいのです。
なお、勉強からしばらく離れていたために、一週間の勉強スケジュールの目安すら立てられないという人は、実際に試しながら自分のペースをつかみつつ、それをもとに短いスパンでのスケジュール調整を行っていけばいいと思います。
一週間のなかには、土日などの休日も必ず含まれてきます。
日々仕事に追われている人でも、さすがに休日くらいはふだんより時間が自由になるはずです。
これを勉強時間にあてる、ないしは勉強を能率的に進めるための休息にあてるなど、有意義に利用しない手はありません。
仕事にせよ勉強にせよ、それ自体が趣味や娯楽になっている場合はともかく、そうでない限りは週に一日は完全に解放されてリフレッシュしたいものです。
そこですすめたいのが、勉強スケジュールは平日の五日間で組み立て、土曜ないし日曜日をいわば「借金返済」と復習にあてる方法です。
そもそもが、長続きするように無理なく一週間ごとに勉強計画を立てるといっても、その週にやり残したことを毎回翌週に回してすませる進め方では、勉強はなかなかはかどりません。
その週のことはその週のうちに片づけるけじめをつけたほうが、計画も狂わず、怠け癖もつかないものです。
計画どおりに平日を過ごすことができたら、週末の一日を復習にあてましょう。
知識がさらに確実なものになります。
逆に計画どおりにいかなかったときは、やり残したことを片付けて「借金」をなくす(減らす)ように心がけましょう。
ところで、社会に出てから勉強に励んでいる人のなかには、「平日は忙しくて集中できないので、土日にまとめて勉強している」という人もいます。
しかし、なるべくならそういう形は避けるべきだというのが私の意見です。
「継続は力なり」というように、勉強の間隔が空けば、忘れてしまうことが多くなるのは避けられません。
やむをえず土日中心の勉強を継続するにしても、たとえば平日に毎日15分、30分でも休日勉強のためのメンテナンス時間をとるようにしたいものです。
この程度なら、通勤電車に乗っている時間をあてることで可能ですから、それほど難しいことではないはずです。
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