社会福祉士の資格と仕事内容
オリジナル問題を加えて新たな出題基準に対応。最新5年分の過去問(第17回‐第21回)を収載。
一問一答形式で効率的な学習。
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試験概要
受験資格
下記を参照
試験日
1月下旬
試験科目
社会福祉言論、社会保障論、法学、医学一般など13科目
合格率
30%前後
合格率
総得点の60%の得点率で合格(難易度によって多少補正される)。
ただし、1科目でも0点があると不満。
社会福祉士の資格試験の難易度は?
「難関」というほど詳しくはない。合格率が低いのは、どこの大学にも合格できなかったから福祉系の新設大学や養成学校に入ったという層が多いため、とも言われている。
要領のいいほうならは、数か月間の集中的な勉強で突破も可。
中堅私大の入試より簡単、だと考えてよい。
ただし、受験資格を得るまでは大変だ。
最終学歴と実務経験年数により11通りものルートがあるが、基本的に福祉系の4年制大学卒業者(卒業見込みも含む)を受験者のイメージとしており、それが一番確実なルート。
福祉系以外の4大卒者ならば、養成施設に1〜2年通い、受験資格を得るという手もある(夜間や通信制もある)。
他のルートは複雑なことになっているから、全国各地の社会福祉士会などで必ず詳細を確認のこと。
社会福祉士の仕事
入門書や養成学校のパンフなどで、「福祉界の総合職」「福祉関係ではトップ資格」といったキャッチフレーズがお決まりのこの資格。
福祉業界の志望者には「困っているひとの役に立ちたい」というまっすぐな動機が多いけれども、社会福祉士の場合はある種の「ステイタス」も期待されがちである。
介護のような肉体労働ではない、知的でホワイトカラー的な職業イメージ……。
それ自体は悪いことではない。
だが、現実はイメージと大きくズレている。
誤解を恐れずに言えば、社会福祉士は資格制度として失敗作だ。
以下、厳しい話ばかりになるが、志望者は諸問題をしっかりと見据えた上で、実質的なステイタス向上のためにも意欲的に取り組んでほしい。
社会福祉士は介護福祉士と同じく、87年に誕生した国家資格である。
その業務は法律でこのように規定されている。
「専門知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」。
抽象的でピンと来ないだろう。それもそのはず、実際の福祉士のあり方は多種多様で、ひとつの名称で括るのはムリなのである。
社会福祉士はかつて(今でも)ソーシャルワーカー(SW)と呼ばれていたが、もともとSWの仕事内容は職場によってまちまちだった。
彼らのあり方を職場ごとに大別すると4タイプになる。
まず、人数が多いのは「福祉職の公務員」と「施設の職員」。
前者は福祉事務所や児童相談所などで働く。
後者は老人、児童、障害者などのありとあらゆる民間施設で働いている。
あとは病院や保健所勤めの「医療ソーシャルワーカー(MSW)」と、福祉サービス会社勤めの「営利を追求もするサラリーマン」。
こちらは両者とも将来性を期待されたまま、相変わらずマイナーな存在としてある。
より具体的な仕事内容については、それぞれのタイプをさらに細分しないと説明できないが、こうして並べてみただけでも方向性や専門性の違いが想像できると思う。
強いで共通項をあげれば、それぞれの福祉利用者や家族らに対して「医療行為以外の相談役」を引き受けるということ。
だが、この点でも現実はズレている。
たとえば、特別養護老人ホーム(特養)の「相談援助」の仕事は、まさに社会福祉士の独占場だろうとイメージされるが、実際にそれを担当しているのは介護福祉士のほうが多かったりする。
各種施設で専門的な技術を発揮する「指導員」も、他の資格所有者や無資格者が立派にこなしていたりする(「社会福祉士」は名称独占資格。同じ業務を誰がやってもいい)。
また、老人関係も障害者関係も各施設の現場では、文字通り対象者と格闘している福祉士がたくさんいるし、
泥臭い仕事の連続である生活保護課の公務員たちを「ホワイトカラー」というのも乱暴すぎる。
むしろ、そうした肉体労働的な仕事を一切しない福祉士は例外的な存在だ。
現場の汗を知らない人間がどれほどの「相談役」になれるだろうか、という本質的な疑問もある。
総じていえば、蓄祉士の「専門蛙とは抽象的にしか定義できない。
現実的には、「福祉の大学や養成学校を卒業した証明書」程度の感党で扱われている資格だ。
取得したからといって専門家になれるわけではまったくない、「福祉職の入口資格」くらいに考えておくべきだろう。
医療ソーシャルワーカーは人気職種だけど…実態は
福祉の就職は、人気が高いところほど採用数が少ないというパターンが多い。
障害者や発達障害児の各種施設、病院、在宅介護支援センターあたりはいつも人気だが、その募集は「空き待ち」が当たり前だ。
病院で働く社会福祉士たちは「医療ソーシャルワーカー(MSW)」と呼ばれ、アメリカなどでは社会的地位も高い。
だが、日本の多くのMSWたちの実際は、「ベッドの回転率をよくするための患者対応と調整」という汚れ役だったりする。
「看護師の小間使い状能」だといった声も。
医療の高度化、複雑化で、医者以外の医療関係者に病気の悩みを聞いてもらいたい患者や家族は増えている。
業界内で検討され始めている国家貿格化については、静かに見守りたい。
社会福祉主事とは
社会福祉士や介護福祉士の登場以前、福祉界唯一の資格は社会福祉王事だった。
大学などでいくつかの指定科目を履修していさえすればOKというお手軽資格だが、資格案内本によってはコレが今でも業界の中心みたいな書き方をしている。
が、社会福鞋王事はあくまで公務員のための任用資格。
公務員になって、福祉関係の職務について、はじめて公認されるもの。
民間で働きたいひとには関係がない。
ちなみに、役所で福祉職を別枠採用しているのは横浜市や神戸市などごく少数だ。
普通はタダの公務員が数年間配属されてまた異動、というシステムになっている。
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