ホームヘルパーの資格と仕事内容
福祉理念とケアサービスの意義・サービス提供の基本視点/高齢者保健福祉の制度とサービス/障害者(児)福祉の制度とサービス/介護保険制度の基礎知識・医療関係制度の基礎知識/ホームヘルプサービス概論・ホームヘルパーの職業倫理/生活援助の方法/介護概論/高齢者の心理・障害者(児)の心理・高齢者、障害者(児)等の家族の理解/医学の基礎知識・在宅看護の基礎知識・障害・疾病の理解/リハビリテーション医療の基礎知識・住宅・福祉用具に関する知識〔ほか〕
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試験概要
受験資格
ホームヘルパー資格は各級とも、厚生労働省が定めた「ホームヘルパー養成講習事業」の実施要項にもとづいて各都道府県により修了認定がなされる。
履修時間
3級 → 50時間
2級 → 130時間
1級 → 230時間(2級取得後1年以上の実務経験が受講資格。1級取得後3年ごとに継続養成研修あり)
履修内容
講義・実技講習・実習
履修期間
2ヶ月〜半年ぐらいが普通
ホームヘルパーの資格試験の難易度は?
資格試験を受ける必要もなく2級まではただ講義を受けていればいい。
養成講習には大きく分けて行政系と民間系がある。
行政系は無料から2万円前後と費用は安いが、非常に人気が高く抽選待ちだ。
受講日時も選びにくい。
民間系は受講しやすいシステムを取っているが、費用は割高で5万円から用万円といったところ。
カリキュラムの質にもかなりバラつきがあるので、吟味が必要。
ホームヘルパーの仕事
ホームヘルパーはその名の通り、「在宅介護」の資格である。
高齢者や障害者の自宅で彼らの日常生活をヘルプする、介護職資格のひとつだ。
一方、同じ介護職の介護福祉士は、主に各種施設「内」で働いている。
だから、両資格取得者たちは、「職場の違い」で棲み分けていると言える。
しかし、両者はそれとはまた別の意味で棲み分けていることも、つけ加えておかなければならない。
介護福祉士はれっきとした国家資格。
対して、ヘルパーは正確にいうと「資格」ですらない。
国が基準を定めた養成研修の修了認定という扱いである。
介護士の取得者は自動的に「ヘルパー1級としてみなされている」が、このことからもヘルパーのほうが一段格下の位置にあるといえそうだ。
つまりは、「職場の違い」と「地位の違い」とが、セットになって棲み分けているのである。
同じ介護職なのになぜ?
在宅介護の仕事が施設内介護の仕事よりも劣るだなんて、ヘンじゃないですか?
介護の種類に上も下もない。
ただ、両者の資格取得に要するエネルギーにはかなりの差がある。
ヘルパーは介護士よりも取るのが簡単だ。
そして、資格のあるなしと関係なく、ホームヘルパー職の勤務形態はたいてい非常勤パートである。
採用する側にしてみれば、簡単な資格の取得者のほうをパート雇用するほうが都合いい。
だから結果的に、こうした棲み分け方が現場レベルでもさほど問題なく定着している。
とりあえず介護をしてみるには便利な資格だ。
ホームヘルパーの「在宅介護」の仕事には、大きく分けて二つの領域がある。
炊事、洗濯、掃除といった「家事援助」と、
食事、排泄、入浴、通院やリハビリの付き添いといった「身体介護」である。
また、特に相手が一人暮らしの老人のような場合には、その健康状態を継続的に把握し、必要に応じて医療職との連携をはかって対処する「日常看護」の役割もある(看護師のような医療的行為の権限はない)。
いわば誰でもできる「家事援助」はともかく、「身体介護」と「日常看護」の仕事には知識も技術も必要だ。
事実、ベテランヘルパーの中には、そこらの介護士よりも能力に秀でたひとがたくさんいる。
また、施設内で介護士と同等に働いているホームヘルパー修了者も少なくない。
逆にホームヘルパーとして働いている介護士もいるから、両資格取得者の棲み分けにはけっこう暖味なところもある。
やや入りくんだ説明になってしまったけれども、読者はこう考えたらよいだろう。
とりあえず介護職を経験してみたいひと、介護職に早く就きたいひとにとってなら、ホームヘルパーという制度は便利だ。
ヘルパー経験3年以上で介護福祉士の受験資格にもなるから、実際に働いてみて、これぞ天職と思えたなら、資格もアップさせればいい。
福祉の仕事は肩書きよりも経験。
ヘルパーからこの世界に入ることは、ある意味で正攻法だともいえる。
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